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日本は面白い。風の吹くまま、気の向くまま、神社を中心にあっちこっちふらふらしてます。
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「たたらの里山三日籠り」に参加してきました -2日目 奥出雲町-
お久しぶりです。
遊びに行ったり、刀剣乱舞で新キャラ手に入れるために血眼になったり、動画見てぐーたらしてたらあっというまに時間がたってました。
そろそろ記憶が消えかかってきたのでぼちぼちたたらの記事を書いておきます。

前回の記事はこちら→「たたらの里山三日籠り」1日目
もう3ヶ月前の話になったのか…

時間は戻り9月15日(土)。
この日は島根県安来市から奥出雲町へ移動。
雨も上がってくれていい感じ。
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八雲立つ出雲。

最初の目的地はまた来てしまった、たたらと刀剣館
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ここでは主にたたらの構造と、たたら製鉄による地形の変化についてレクチャーを受けました。

小林刀匠による作刀鍛錬の実演も。
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小林刀匠の軽妙なトークは相変わらずでしたw

次にやってきたのは松江藩の鉄師御三家のひとつ絲原(いとはら)家
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鉄師とは松江藩からたたらの操業を許可された家のこと。
たたらの操業には膨大な森林資源が必要なので、誰も彼もがやってしまうと環境破壊でえらいことになるのですねー。
そこで松江藩は限られた家だけにたたらの操業をさせたそうで、そのうちのひとつがここ。
現在は資料館になってます。
ここの資料がまたものすごい情報量でした…情報が頭に入りきらなかったのでここも改めて行きたいなぁ…

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いい感じのカフェも併設されてました。

鉄師の邸宅は視察に訪れる藩主をもてなすために趣向の凝らされた庭園などもあるので、現代では立派な観光スポットです。
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↑みたいに細長い短冊状の石が配置されているのが出雲流庭園なんだとか。

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庭のところに↑なものが。
当主、何してはるんですか…

ちなみに絲原家、1日目に登場した山中鹿介と先祖が同族なんだとか。
それで山中鹿介像もコースに入ってたのだろうか?
資料館と庭園を見て、ここでお昼ご飯をいただいた後、本日のフィールドワーク場所へ移動。

本日のツアーの舞台となっている奥出雲町は江戸時代、松江藩からたたら操業を許可された9鉄師のうち5つの家が本拠を構えた場所だそうです。
なぜこのあたりがたたら製鉄の聖地となったかというと、砂鉄を含む花崗岩が地表に露出して時間がたっていて崩れやすく採取しやすかったこと。
たたら製鉄に欠かせない炭の原料になる森林資源が豊富であったこと。
以上2点の理由が大きかったのではないかとのことでした。

そしてこの砂鉄の採取の方法。
鉄穴(かんな)流しという、山をごっそり削り取るという豪快な手法が百年単位で取られてきました。
その削られた山の痕跡を見に行きます。

移動中、車窓の外に広がる田んぼの風景。
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なんと↑も鉄穴流しで山を削ったあとにできたものということでびっくり。
教えてもらわないと、何百年か前にはここが山だったとはわからないです。

目的地の福頼棚田に到着。
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地元の人たちお手製の展望台まで少し歩きます。

目指す展望台は↓の赤丸部分。
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↑の展望台のあるところが削り残されたもともとの山のてっぺんだそうです。

展望台の麓画像。
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矢印部分にあった土を全部ごっそり削って、砂鉄を取り出して残りの土砂は流してしまったというのだから想像を超える…

展望台の上から。
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写真中央やや右に残る緑の部分がもともとの山の稜線で、そこを残して矢印部分をごっそり削ったそうです。

今は棚田になっている鉄穴流しのあとですが、山を崩してすぐに田んぼにできるわけではなく、まず山を崩した跡地で牧畜をやり、次にそばの栽培をやり、土ができてからやっと田んぼになるのだそうで、山を崩してから棚田になるまで約100年かかるそうです。
この風景が100年単位で創られたものだと思うと感動的でした。
まさに”奇し稲田”です。

しかも製鉄のために山を全部削り取ってしまうわけではなく、お墓やお社の部分はちゃんと残してあるという。
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↑の田んぼの向こうの小さな丘の部分が削られずに残された部分。
鉄穴残丘(かんなざんきゅう)というそうです。
この夏、ひとりで探しまくった鉄穴流しの痕跡を見せてもらえて感動。
この最後の一線がものすごく大事な気がするなぁ…

中国山地は崩れやすい花崗岩地帯なので土砂崩れが起こりやすい土地なんだそうですが、広島側に比べて奥出雲周辺で比較的大規模な土砂崩れが少なく見えるのは、鉄穴流しで崩しやすいとこをすでに崩しちゃったからじゃないのー?という説もあるそうです。
この話はまだちゃんとデータ取ってないので、現段階では噂話レベルだそうですが。

で、鉄穴流しによって斐伊川下流域は3億5千ha土地が広がっちゃったんだとか。
数字が大きすぎてピンとこない。
このへんのスケールのでかさは国引き神話とか、大国主神の国づくり神話とかその辺を彷彿とさせます。
島根ってでかい道路をよく作ってるイメージがあるんですが、島根のインフラ好きは神代の時代までさかのぼるのかも知れませんねぇ(遠い目)

何はともあれ、奥出雲の棚田、お天気に恵まれたこともありすごく綺麗でした。
実は稲の刈り入れ前のこの絶景狙いでツアーがこの日程になったとのことだったので、運営の人本当にありがとうと皆で絶賛。
奥出雲町の棚田の地図についてはこちら

棚田を満喫したあとは再び移動してJR出雲横田駅へ。
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注連縄かかってる駅って珍しいそうな。
たしかにあんまり見ないよね。
ここからしばらく乗ってきたバスとお別れしてJR木次線に乗ります。

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私も出雲横田駅から先へ行くのは初めて。
なぜここで電車なのかというと、じつはこのJR木次線にもたたらが一枚噛んでいるのです。

明治末期、たたら製鉄が西洋の製鉄技術に押されて衰退期に入った際に、たたらに欠かせない炭を商品として売り出そうということになりました。
その炭を運ぶために作られたのがJR木次線の前身となる簸上鉄道だったのだそうです。
たたらの遺産ともいえる路線ですね!
ナニゲに廃線の瀬戸際にある路線なので皆いっぱい乗ってください。

出雲横田駅から2駅の出雲坂根駅。
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この出雲坂根駅と三井野原駅の間に三段スイッチバックがあるという。
人生初スイッチバックです。

出雲坂根駅を出ると来た方向へバックする電車。
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↑に写ってる線路がさっき通ってきた線路。

切り替えポイント到着。
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↑の1の方から来て、ポイントが切り替わり、次は2の線路に入ります。
運転士さんが車内を行ったり来たりするのが新鮮。

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下の方に出雲坂根駅が見える。

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高いところまで来たなーと思ったらこの絶景。
奥出雲おろちループ橋。

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JR西日本でいちばん高いところにある三井野原駅に到着。

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ここは冬になると目の前がスキー場になるそうです。
ものすごく景色が変化しておもしろい区間でした。
木次線もいっかい全区間乗りたい…
三井野原駅で下車して、ここからまたバスに乗って本日はこれにて終了。
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バスでさっき電車から見たおろちループを通ってたら、木次線のスイッチバックポイントが見えました。
よくもまぁあんなトコに線路通したなと感心します。

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【平成最後】京のかたな展 閉幕【空前絶後】
ご無沙汰しております~。
昨日、ついに京都国立博物館「京のかたな」展が閉幕となりました。
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↑祭りのなごり。図録を二冊(初版と三版)買った展示は初めてです…
ほぼ毎週通ってたので反動がでかい。今週末からどうしましょっかねー。

ちなみにこの「京のかたな」展、目標入場者数30万人(京博歴代入場者数5位)という無茶振り壮大な目標が掲げられておりまして、入場者数がどこまで伸びるのかも「京のかたな」展ヘビーユーザー(笑)の関心を集めていました。

結果:25万3012人(今朝の読売新聞発表)
30万人には届かなかったものの、第一回国宝展を僅差で押さえて京博歴代入場者数7位にランクイン!
おめでとうございます!!!
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↑京都国立博物館便り10・11・12月号より

この展示、構想が立ち上がった5年前は来たとしても3万人がいいところと言われていたそうなので、京博歴代ベスト10入りは奇跡といってもいいのではないかと思ったり。
よかったよかった。

とりあえず、京のかたな展終了ということで一区切り。
次からはまた少し戻ってたたらの里山三日籠りの話から振り返っていこうと思います。
年内にはリアルタイムに追いつきたいなぁ…(遠い目)

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生存報告。
ご無沙汰しております。

皆さま、京都国立博物館「京のかたな」展、何回行ってますか?
NHKでは日曜美術館に英雄達の選択にヒストリアでも放送された、日本美術史に残る展示でございます。
美術好きならこれを見ずに死んだら成仏できませんよ~まだ見に行ってない人は急いで見に行きましょう~。

ということでだいぶ間が空いておりますが生きてます。
私は「京のかたな」展、この週末で6回目行ってきました。
最初はねぇ~、前売り件3枚しか用意してなかったんだ。
前期一回、後期一回プラス1くらいで十分かな?とか思ってたんですわ。

甘かった…

結局、前期だけで4回行ったからね。
記念講演も10/6以外は全部行った。
10/6も行きたかったな~。仕事休めばよかった。
後期もあと2回行きます。
それでは皆さん京博でお会いしましょう~。次の更新までまだちょっとお待ちください~。
以上、生存報告でした~。

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生きてます!
言い訳記事。

たたらの里山三日籠りの続き記事を書きたいんですが、すいません京博の京のかたな展がすごすぎてなかなか書けません。
じつは昨日も朝から晩まで京博に入り浸ってました。
そしてもういっそ毎週通いつめよう!ということになったので、京のかたな展が終わるまで更新は滞りまくるかもしれませんが御了承くださいw

ていうか京のかたな展が終わったら、次はふくやま美術館の左文字展と東博の童子切があるんですけどね(爆)

刀剣の展示が目白押しで嬉しいけどツライ…
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「京のかたな」展初日に行ってきました。
たたらの里山三日籠りの途中ですが、昨日、京都国立博物館の「京のかたな」展初日に行ってきました。
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これから行く人の参考に少しでもなればということで記事を割り込み。

京都国立博物館はじまって以来の刀剣展ということで、発表があった半年くらい前からすごーく楽しみにしてた展示がいよいよ始まりました。
これから約二ヶ月間はお祭りです!

「京のかたな」展、展示内容があまりに本気すぎて刀剣ファンから注目の高かった展示なので、初日は混むだろうな~最初は平日を狙おうかな~と思ってたのですが、初日に佐野美術館の渡邊館長の記念講演があることが判明したので混雑上等で突撃してきました。

当日、天気は一日中雨の予報。
あんまし雨の中長いこと外で待ちたくないよね~ということで開館約一時間前に京博に到着。
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すでに結構な人数が列を作っててみんなスゲェ…と慌てて並ぶ。
最初は200人くらいいるかな?とか呑気なことを思ってたのですが、じつは↑の写真の奥にながーい列があったことを知ったときの絶望感ときたら…

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図にすると↑な感じで列ができてたという。ので500人くらいいたのかな?
雨の中の開館一時間前でコレ。恐るべしである。

開館は時間通り、混雑をさけるため少しずつ入場するように誘導されたので、私が京博の敷地内に入れたのは9時30分頃でした。
ところが敷地内に入ってからもまた並ぶんですねーコレが。
刀剣の展示会場である平成知新館への入場待ちと、刀剣乱舞コラボグッズ販売会場である明治古都館への入場待ちの二つの列ができていたので私は平成知新館の入場列へ。
建物の中に入れたのは9時45分頃でした。
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↑が平成知新館に入ってすぐくらいに撮った写真。
初日の開館直後は明治古都館へ流れる人がやや多いかなという感じでした。

私はとりあえずこの日は講演会最優先だったので、平成知新館に入ってすぐ講演会の整理券待ち列へすっ飛んでいきました。
講演会は定員200人だったので、並んでいるときは入れるか心配していたのですが、ふたを開けてみたら会場最前列の整理券ゲット。いやっほう。
並んで見てた感じ、整理券配布が始まる11時くらいまで定員は大丈夫そうだったので、席がどこでもいいならがんばって早く来なくてもよさそうだなーという印象。

あと講演会整理券のとなりまで音声ガイドの列ができてたのですが、午前中は音声ガイドを借りるのも並ばないといけない感じ。

11時に整理券をもらって、いらない荷物をコインロッカーに入れに行く。
コインロッカーはほとんど埋まっている感じでしたがひとつだけ開いている場所があったのでラッキーでした。
そんな気はしてたけど、コインロッカーも争奪戦です。

朝からずーっと立ちっぱなしでさすがに疲れたし早めにご飯食べよう~と思うものの、平成知新館の入場待ち列はまだできている。
博物館の人に、再入場のときは入場待ち列に並ばないとダメか聞いてみたら「そうですね~」とはっきりした感じではないものの、並ばないとダメそうな雰囲気が出てたので、平成知新館から出るのは諦めて館内にあるちょっとお高いカフェでフンパツしてお昼。
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ピタパンのサンドイッチ。オサレ…

ご飯で一息ついてさてどうするかな~とカフェから出てくると、目の前にトラりんとこんちゃんが!
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登場するのは知ってたけどまさか出くわすと思っていなかったので大喜びで撮影の輪に加わるw
トラりんも大きいこんのすけも初めてナマで見たけど、実際見ると可愛かったw
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こんちゃんの名刺ももらえた。
実は欲しかったんですよコレ。なのですごーく嬉しい。
トラりんとこんちゃん劇場を楽しんだあと13時の講演会まで1時間ほどあるので、ちょっと展示の様子見てみようということで1Fの仏像のあるフロアを覗いて時間を潰してました。

仏像のあるフロアは人が分散しててあんまり混んでる感じがしなかったです。
このエリアだと膝丸と義元左文字(=宗三左文字)のケースが比較的混んでましたね。
今の時期は膝丸の隣に行平の太刀が展示されてたのですが、刀剣女子は膝丸のほうに集まってたので行平はわりと独り占めできるタイミングがあって穴場かも。
みんな!行平も見てあげて(笑)
10/16~10/28は行平が展示されてる場所に髭切が来るのかな?

膝丸と義元左文字は独立ケースなので裏面も見られるのが感動でした。
膝丸は大覚寺で見たけど、大覚寺では裏面は見られませんからねぇ…
義元左文字もここぞとばかりに表と裏、両方の金象嵌を確認。ホントに裏面に「織田信長」って書いてあった。

あと個人的にこのエリアで楽しんだのがインドネシアの短刀クリス。
インドネシアのホラーゲームDreadOutの実況動画で見かけたので、現物見るのを楽しみにしてたんですよね。
見た感じ切れなさそーだったので、マジックアイテムなのかな?

ふらふらしてたらあっという間に講演会の時間になったので、地下の講演会場へ移動。
講演内容は盛りだくさんでした…ざっくりと
○日本刀ができた歴史
○日本刀の歴史の中での京都の立ち位置
○京都の刀の特徴
みたいな感じ?他にも色々あった気がするけど、書道やら建築やらいろんな方面からの語りだったのでちょっと消化するのに時間がかかりそう。
でもいろんな文化と相互に影響を与えあいながら、日本刀という独特の形が生まれていったという話は面白かったです。

がっつり講演を聞いて15時に1Fにあがってくると、平成知新館への入場列がなくなってたので明治古都館を見に行くことに。
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明治古都館もこの時間帯には入場列がなくなってました。

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現代刀工による骨喰藤四郎の写し。なので撮影OK!
火災にあった部分までも忠実に写し取っているのだそう。
骨喰藤四郎オリジナルの展示は10/30~なので、オリジナルと見比べてみたいです。

せっかくなので刀剣乱舞のコラボグッズも買ってしまいました。
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コラボグッズの売り切れはなかった模様。
図録と刀剣鑑賞ノォトは平成知新館の方の売り場で買いました。

まさかグッズまでゲットできるとは思ってなかったので、ホクホクしながら平成知新館に戻ってコインロッカーに戦利品を突っ込んでいよいよ展示の鑑賞開始です。
この時間帯には音声ガイドの貸し出し待ちもなくなっていたので、せっかくだし~と刀剣乱舞コラボの音声ガイドを借りて3Fへ。

音声ガイド、イイ声で倒れそうになったw
でも内容はナニゲに濃くて、途中で脇にそれてメモを取ってしまうくらいよかったです。
音声ガイドは刀剣乱舞コラボVerと伊武雅刀さんVerがあるのですが、次回は伊武さんVerを聞いてみたい。
メモを取り逃してしまった箇所があるし。

展示内容のほうは…ちょっと消化し切れてないので二回目以降に書けたらいいなと思いますがとにかくすごかった。
数が多いのもそうですが、集まってきてるのが全部名品。
まぶしくて目がー。
3Fと2Fまでがんばって見たのですが1Fの途中でさすがに力尽きて、後ろの方はまた今度~ということで19時頃に撤退してきました。

帰るときに入口でコラボチケット引き換え。
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んふふふふ。次回はコレで入場するぜ。

というわけで、本気で朝から晩まで京博にいた一日でした。
「京のかたな」展、内容が濃いのである程度見るものを選んでいかないと最後までたどり着かない気がする。
次に行くときは図録で予習して行けたらいいな…

おまけ。
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ひらパーのポスター新作が出てた。

ネタ部分拡大。
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またこういうモノを…このノリが好きです。
京阪電車の駅や車内で見られるよ!京阪に乗ったら探してみてね!

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